G TUNE P5-I7G60BK-Cをレビュー!他モデルと比較してコスパを評価した結果

マウスコンピューター公式サイトによるG TUNE Pシリーズのノートパソコン、G TUNE P5-I7G60BK-Cのレビューを行いました。
G TUNE Pはマウスコンピューターのスタンダード・ゲーミングノートPCを販売するブランドです。

本記事ではG TUNE P5-I7G60BK-Cの主要なパーツごとに性能とコスパの評価を行い、総合的な性能評価とコスパ評価をスコアとして算出しています。また、G TUNE P5-I7G60BK-Cの特徴・性能をまとめ、他モデルとの比較も行っています。

目次から各項目へ飛べるので、気になるものからチェックしてみてください。


G TUNE P5-I7G60BK-Cの公式サイト

G TUNE P5-I7G60BK-Cの基本スペック

メーカーマウスコンピューター
ブランド名G TUNE P
製品名G TUNE P5-I7G60BK-C
OSWindows 11 Home 64ビット
CPUIntel Core i7-13620H
GPUNVIDIA GeForce RTX 5060 Laptop GPU
メモリ32GB (16GB×2)(DDR5-5200)
ストレージ1TB (NVMe Gen4×4)
電源ACアダプター(180W)
ディスプレイ15.6型 液晶パネル (ノングレア / 165Hz対応 / 解像度2560×1440)
重量2.19kg
サイズ361(幅)×248(奥行き)×26.3(高さ) mm
販売価格229,900円(送料無料)

G TUNE P5-I7G60BK-Cの評価

CPU・GPU・メモリ・ストレージ・CPU+GPU・総合の6項目からスコアとして算出した結果、GALLERIA RM7C-R46TのCPU+GPUの性能評価は3.00、コスパ評価は0.0924となり、総合の性能評価は4.35、コスパ評価は0.0473となりました。

評価項目性能(容量)評価コスパ評価
CPU 2.510.109
GPU 3.490.0758
メモリ 6.400.000139
ストレージ 5.000.00435
CPU+GPU 3.000.0924
総合 4.350.0473

G TUNE P5-I7G60BK-Cの特徴

G TUNE P5-I7G60BK-Cは、Intel Core i7-13620HGeForce RTX 5060 Laptopを搭載した、ゲームも制作作業もこなせる15.6型WQHD(165Hz)ゲーミングノートPCです。
最新タイトルをWQHD環境で快適にプレイでき、DLSS3/4による描画効率の向上にも対応しています。CPU性能は画像編集や簡単な動画編集、AI生成などの作業にも十分で長時間の作業にも適しています。

また、Dolby Atmos対応で臨場感のあるサウンドが楽しめるほか、本体カラーはブラック・ホワイト・レッドの3色、キーボードバックライトは15色から選択可能で、外観のカスタマイズ性も魅力です。バッテリー駆動時間は2~5時間ほどで、重量は約2.7kgのため据え置き使用が中心になりますが、高性能ノートとして幅広い用途に対応できるモデルです。

G TUNE P5-I7G60BK-Cのメリット

  • 最新ゲームをWQHD環境で快適にプレイできる性能
  • 画像編集・動画編集・AI生成など幅広い作業に対応
  • ミドルクラスのノートPCとして、完成度が高い
  • 本体3色展開+15色のキーボードバックライトで見た目のカスタマイズ性が高い

G TUNE P5-I7G60BK-Cのデメリット

  • バッテリー持続が短く、重量もあることから外出利用に向かない
  • ACアダプターが実質必須で、据え置き運用が前提
  • 最重量級ゲームの、最高画質設定には不向き

G TUNE P5-I7G60BK-Cの性能詳細

CPU

G TUNE P5-I7G60BK-Cに搭載されたIntel Core i7-13620Hは、10コア(6P+4E)/16スレッド構成の高性能ノート向けCPUです。
一般的な動画編集や画像編集、ゲームプレイなど幅広い用途で快適に動作します。上位モデルである Core i7-13700HX や Core Ultra 9 275HX と比べるとコア数が少ないため、極端に重いマルチタスクや高負荷ゲームでは性能面で劣りますが、ノートPC向けとしては十分な処理能力を備えています。

ゲームやクリエイティブ作業をバランスよくこなしつつ、価格を抑えたいユーザーに適したコストパフォーマンスの高いCPUであり、最新タイトルのプレイや日常作業まで幅広く対応できる点が魅力です。ノートPCで高性能と手頃な価格の両立を重視する場合に最適な選択肢となります。

PassMarkスコアは25,076となっています。

Intel Core i7-13620H ベンチマーク
Intel Core i7-13620Hのベンチマーク
出典:https://www.cpubenchmark.net

GPU

G TUNE P5-I7G60BK-Cに搭載されたNVIDIA GeForce RTX 5060 Laptop GPUは、RTX50シリーズの技術を採用したノート向けグラフィックスです。
NVIDIA Blackwellアーキテクチャの第5世代Tensorコアにより、DLSS 4などのAIレンダリング機能を活用でき、高いフレームレートを維持しながら滑らかな描画が可能です。さらにNVIDIA Reflex 2対応により入力遅延を抑え、FPSや格闘ゲームなどの競技シーンでも快適にプレイできます。

VRAMは8GBで、WQHD解像度でも中~高画質のゲームプレイに十分対応します。格闘ゲームやFPS、ストラテジー系タイトルに適しており、最新ゲームも画質を調整すれば快適に楽しめます。
RTX 5070搭載モデルと比べると性能はやや控えめですが、価格とのバランスに優れ、ゲームからクリエイティブ作業まで幅広く使えるノートPC向けGPUとして高い人気があります。

PassMarkスコアは17,426となっています。

GeForce RTX 5060 Laptop GPU ベンチマーク
GeForce RTX 5060 Laptop GPUのベンチマーク
出典:https://www.videocardbenchmark.net

メモリ

G TUNE P5-I7G60BK-Cに搭載されたメモリは32GB (16GB×2)(DDR5-5200)高速かつ大容量のメモリ構成で、ゲームプレイやクリエイティブ作業に十分対応できる性能を持ちます。
DDR5規格により従来のDDR4と比べて転送速度が向上しており、大量データの処理やマルチタスク作業を快適に行えます。
デュアルチャネル構成(16GB×2)によりメモリ帯域が広がり、グラフィックや動画編集などの負荷の高い処理も効率的に実行可能です。
32GBという容量は、ゲームや配信、動画編集などの複数作業を同時に行う場合でも余裕があり、長期間にわたって快適に使用できる点が特徴です。

ストレージ

G TUNE P5-I7G60BK-Cに搭載されたストレージは1TB SSD(M.2 NVMe Gen4)で、ゲームのロード時間はもちろん、動画の読込速度・書込速度も快速です。ストレージの速度に関して不満を感じることはまず無いでしょう。

従来のSATA SSDを大きく上回る高速転送を実現しています。OSやアプリの起動が素早くなるだけでなく、動画編集や3DCG制作などの高負荷作業もスムーズに処理可能です。
1TBの大容量により、ゲームデータや映像素材、制作ファイルの保存にも十分な余裕があります。また、高速な読み書き性能により、大容量データの処理やレンダリング、ファイル転送も短時間で完了。クリエイティブ作業に求められる、速度と安定性を兼ね備えたストレージ構成です。

電源

G TUNE P5-I7G60BK-Cに搭載された電源はACアダプター(180W)です。高性能CPUやGPUを搭載したノートPCでも安定した電力供給を行い、ゲームやクリエイティブ作業中も性能低下を防ぎます。一方で、アダプター自体はやや大きめ・重めで携帯性は低いです。バッテリーのみで運用するのは難しく、基本的にコンセントに繋いだ状態で使用することが前提となります。

ディスプレイ

G TUNE P5-I7G60BK-Cに搭載されたディスプレイは15.6型 液晶パネル (ノングレア / 165Hz対応 / 解像度2560×1440)です。eスポーツタイトルや競技シーンで需要の高いアスペクト比16:9液晶パネルとリフレッシュレート165Hz対応液晶が採用されています。外部モニターを使用することなく滑らかな映像表現が可能です。

重量

G TUNE P5-I7G60BK-Cの重量は2.19kgです。ゲーミングノートとしては標準的な重さです。持ち運びにはやや重めではあるものの、据え置き使用を前提としたユーザーにとっては十分に許容範囲でしょう。頑丈な筐体と冷却性を重視しつつ、日常的な移動も視野に入れた重量設計となっています。

G TUNE P5-I7G60BK-Cのオススメカスタマイズ

  1. ストレージを1TBから2TBにカスタマイズ
  2. メモリを32GBから64GBにカスタマイズ

上記2点がオススメです。

ノートPCのためカスタマイズは限定的となります。
動画編集や3D制作などメモリ要求の高い用途では、64GBへの強化がおすすめです。将来的な大型データ処理にも余裕が生まれます。

インストール容量の大きなゲームを同時に所持しておきたい場合は、SSDを2TBや4TBなど大容量に変更しておくと安心です。空き容量不足による速度低下を防ぎ、多くのタイトルを保存できます。

同社モデルとの比較

マウスコンピューターが販売するG TUNE P5-I7G60BK-Cと同シリーズのG TUNE P5-I7G60RD-Cと、上位モデルG TUNE P5-I7G70RD-Cとで比較しました。

G TUNE P5-I7G60BK-C

G TUNE P5-I7G60RD-C

G TUNE P5-I7G70RD-C

CPUIntel Core i7-13620HIntel Core i7-13620HIntel Core i7-13620H
GPUNVIDIA GeForce RTX 5060 Laptop GPUNVIDIA GeForce RTX 5060 Laptop GPUNVIDIA GeForce RTX 5070 Laptop GPU
メモリ32GB (16GB×2)(DDR5-5200)16GB (8GB×2)(DDR5-5200)32GB (16GB×2)(DDR5-5200)
ストレージ1TB (NVMe Gen4×4)500GB (NVMe Gen4×4)1TB (NVMe Gen4×4)
電源ACアダプター(180W)ACアダプター(180W)ACアダプター(180W)
ディスプレイ15.6型 液晶パネル (ノングレア / 165Hz対応 / 解像度2560×1440)15.6型 液晶パネル (ノングレア / 165Hz対応 / 解像度2560×1440)15.6型 液晶パネル (ノングレア / 165Hz対応 / 解像度2560×1440)
重量2.19kg2.19kg2.19kg
サイズ361(幅)×248(奥行き)×26.3(高さ) mm361(幅)×248(奥行き)×26.3(高さ) mm361(幅)×248(奥行き)×26.3(高さ) mm
販売価格229,900円(送料無料)209,900円(送料無料)259,900円(送料無料)
CPUの評価性能 2.51
コスパ 0.109
性能 2.51
コスパ 0.119
性能 2.51
コスパ 0.097
GPUの評価性能 3.49
コスパ 0.0758
性能 3.49
コスパ 0.0830
性能 4.81
コスパ 0.0926
メモリの評価容量 6.40
コスパ 0.000139
容量3.20
コスパ 0.000763
容量 6.40
コスパ 0.000123
ストレージの評価容量 5.00
コスパ 0.00435
容量 2.50
コスパ 0.00238
容量 5
コスパ 0.00385
CPU+GPUの評価性能 3.00
コスパ 0.0924
性能 3.00
コスパ 0.101
性能 3.66
コスパ 0.0946
総合評価性能 4.35
コスパ 0.0473
性能 2.93
コスパ 0.0514
性能 4.68
コスパ 0.0483

G TUNE P5-I7G70RD-CGeForce RTX 5070 Laptop GPUが搭載されており、より高性能なGPUへアップグレードされています。ただし、販売価格は3モデルの中で一番高いです。より高性能なモデルを求める場合は、おすすめです。

G TUNE P5-I7G60RD-Cメモリが16GB (8GB×2)、ストレージ容量も500GBとダウングレードされていますが、販売価格も3モデルの中で一番安いです。

G TUNE P5-I7G60BK-Cをオススメする方

  • バランスを重視する方
  • コストパフォーマンスに優れたモデルを選びたい方


G TUNE P5-I7G60BK-Cの公式通販

G TUNE P5-I7G60RD-Cをオススメする方

  • メモリが16GBでも十分な方
  • 容量が500GBでも足りる方


G TUNE P5-I7G60RD-Cの公式通販

G TUNE P5-I7G70BK-Cをオススメする方

  • より高性能なモデルを選びたい方


G TUNE P5-I7G70BK-Cの公式通販

他社モデルとの比較

G TUNE P5-I7G60BK-Cと同じNVIDIA GeForce RTX 5060 Laptop GPUを搭載している同価格帯のノートPC、ツクモネットショップのGAMING A16 CVHI3JP864SPとLenovoのLenovo Legion 5i Gen 10で比較を行いました。

G TUNE P5-I7G60BK-CGAMING A16 CVHI3JP864SPLenovo Legion 5i Gen 10
メーカーマウスコンピューターツクモネットショップLenovo
ブランド名G TUNE PGIGABYTE ギガバイトLegion
CPUIntel Core i7-13620HIntel Core i7-13620HIntel Core i7-14700HX
GPUNVIDIA GeForce RTX 5060 Laptop GPUNVIDIA GeForce RTX 5060 Laptop GPUNVIDIA GeForce RTX 5060 Laptop GPU
メモリ32GB (16GB×2)(DDR5-5200)32GB (16GB×2)(DDR5)32GB (16GB×2)(DDR5-5600)
ストレージ1TB (M.2 Gen4)1TB (M.2 PCIe SSD)512 GB(M.2 NVMe Gen4)
電源ACアダプター(180W)ACアダプター(150W)ACアダプター(245W)
ディスプレイ15.6型 液晶パネル (ノングレア / 165Hz対応 / 解像度2560×1440)16型 液晶パネル (ノングレア / 165Hz対応 / 解像度1920×1200)15.1インチ液晶パネル(有機EL / リフレッシュレート165Hz/解像度2560 x 1600)
重量2.19kg2.20kg1.9kg
サイズ361(幅)×248(奥行き)×26.3(高さ) mm358.3(幅)×262.5(奥行き)×22.9(高さ) mm344.9(幅)×255.3(奥行き)×21.5(高さ) mm
保証期間3年間(センドバック保証)1年間1年間
納期約6営業で出荷24時間以内で出荷2~3週間で出荷
販売価格229,900円(送料無料)239,800円(送料無料)253,330円(送料無料)
CPUの評価性能 2.51
コスパ 0.109
性能 2.51
コスパ 0.105
性能 3.68
コスパ 0.145
GPUの評価性能 3.49
コスパ 0.0758
性能 3.49
コスパ 0.0727
性能 3.49
コスパ 0.0688
メモリの評価容量 6.40
コスパ 0.000139
容量 6.40
コスパ 0.000134
容量6.40
コスパ 0.000126
ストレージの評価容量 5.00
コスパ 0.00435
容量 5.00
コスパ 0.00417
容量 2.56
コスパ 0.00202
CPU+GPUの評価性能 3.00
コスパ 0.0924
性能 3.00
コスパ 0.0889
性能 3.59
コスパ 0.107
総合評価性能 4.35
コスパ 0.0473
性能 4.35
コスパ 0.0455
性能 4.03
コスパ 0.0540

納期GAMING A16 CVHI3JP864SPが24時間以内に出荷されるため、納期を重視する方はこちらを購入したほうが良いかもしれません。

CPU性能やメモリ性能Intel Core i7-14700HXと32GB (16GB×2)(DDR5-5600)を搭載しているLenovo Legion 5i Gen 10最も優れていますが、ストレージ容量が低く、かつ値段も高いので注意が必要です。

ディスプレイは有機ELを採用したLenovo Legion 5i Gen 10最も優れていますが、画面サイズは一番小さいです。画面の大きさは、16型の液晶パネルを採用したGAMING A16 CVHI3JP864SPが最も大きくなっています。今回比較した3モデル全てリフレッシュレート165Hzに対応しています。

保証期間G TUNE P5-I7G60BK-Cが3年と最も長いです

G TUNE P5-I7G60BK-Cをオススメする方

  • 保証期間を重視する方
  • カラーを選び見た目もカスタマイズしたい方


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GAMING A16 CVHI3JP864SPをオススメする方

  • 納期を重視する方
  • ディスプレイの大きさを重視する方


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Lenovo Legion 5i Gen 10をオススメする方

  • より高性能のノートPCが欲しい方
  • 画面の美しさを重視する方


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G TUNE P5-I7G60BK-Cはどこで買える?

  • 公式通販

公式の通販で購入することができます。


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参考サイト

CPUとGPUのベンチマークスコアは以下のサイトを参照しました。