「ゲーム中にブレーカーが落ちて、PCが強制終了してしまった…」「データ破損が心配」「UPSを買いたいけど、どれを選べばいいかわからない」――そんな不安を感じていませんか?
高性能なゲーミングPCは消費電力が大きく、停電やブレーカー遮断の影響を受けやすいのが現実です。UPS(無停電電源装置)を導入すれば、突然の電源断でも安全にシャットダウンでき、トラブルリスクを大きく減らせます。
この記事では、初心者の方でも失敗しにくい「ゲーミングPC向けUPSの選び方」と「容量・稼働時間の考え方」「注意点」をわかりやすく整理します。
UPSとは?ゲーミングPCに必要な理由

UPS(Uninterruptible Power Supply)は、停電や瞬断が発生した際に、内蔵バッテリーから電力を供給する装置です。
UPSが役立つ主なシーン
- ブレーカーが落ちたときでも、PCを安全にシャットダウンできる
- ゲームデータ・作業データの破損リスクを下げられる
- 急な電源断によるOSトラブルを予防しやすい
特にハイエンドGPUを搭載したゲーミングPCは、負荷時の消費電力が大きく、電源トラブルの影響を受けやすいため、UPSとの相性が重要になります。
ゲーミングPC用UPS選びで最重要なのは「容量(W・VA)」

UPSには「最大出力(W)」と「容量(VA)」が設定されています。重要なのは、PCや周辺機器の合計消費電力がUPSの最大W数を超えないことです。
なぜ容量不足だと危険なのか
- 負荷オーバーでUPSが正常動作しない
- 切り替え時に電源が落ちる可能性がある
- バッテリー劣化が早まる
カタログ上の電源容量(例:850W電源)と、実際の消費電力は異なりますが、重いゲーム中は一時的に高負荷になるケースもあります。
目安としては、PC本体+モニター+周辺機器の合計消費電力に対して、20〜30%以上の余裕を持ったUPSを選ぶと安心です。
必要な稼働時間の目安は「5〜10分」

UPSは長時間使い続けるためではなく、「安全にシャットダウンするための時間」を確保するのが目的です。
なぜ5〜10分が目安なのか
- 通常のシャットダウンに数分かかる
- Windowsアップデート中などは時間が延びることがある
- 負荷が高い状態だとバッテリー消費が早い
最低でも5分、余裕を見て10分程度持つ設計にしておくと、実用上の安心感が高まります。
モニター・周辺機器も接続する場合の注意点

UPSには、PC本体だけでなく、モニターやルーターを接続するケースも多いです。その場合、消費電力はさらに増えます。
- モニター1台:30〜80W前後(機種により差あり)
- スピーカー・外付け機器:数W〜数十W
合計負荷を見積もったうえで、UPS容量をワンランク上にする判断も有効です。
見落としがちなポイント(初心者向け)
バッテリーは経年劣化する
UPSのバッテリーは消耗品です。数年で稼働時間が短くなるため、定期的な交換や買い替えを前提に考えましょう。
突入電流・瞬間負荷に余裕を持つ
GPU負荷が急に上がったとき、一時的に消費電力が跳ね上がる場合があります。ギリギリ設計は避けるのが無難です。
「ブレーカー落ち」以外のリスクも想定する
落雷・瞬停・電圧変動など、家庭環境では予測できない電源トラブルも起こり得ます。UPSは総合的な電源保護として考えましょう。
初心者向け|UPS容量の考え方まとめ
- PC+周辺機器の最大消費電力を把握する
- UPSの最大出力(W)がそれを上回ること
- 5〜10分以上の稼働時間を目安にする
- 将来的な構成変更・劣化も考慮して余裕を持つ
迷った場合は、ワンランク上の容量を選んだほうが後悔しにくい傾向があります。
よくある質問(FAQ)
Q. 電源ユニットが850Wなら、600WのUPSでも使えますか?
A. 必ずしも安全とは言えません。実際の消費電力が600Wを超える場面があると、UPSが耐えられない可能性があります。余裕を持った容量選定が重要です。
Q. ゲーム中でもUPSはシャットダウンまで持ちますか?
A. 負荷が高い状態ではバッテリー消費が早くなります。停電時は、できるだけ早くゲームを終了し、速やかにシャットダウンする運用がおすすめです。
Q. UPSがあればデータバックアップは不要ですか?
A. いいえ。UPSは電源トラブル対策であり、データ保護の万能策ではありません。重要データは別途バックアップを行いましょう。
Q. モニターもUPSにつなぐべきですか?
A. シャットダウン操作を安全に行うため、モニター接続は推奨されます。ただし消費電力が増えるため、UPS容量に余裕が必要です。
まとめ
ゲーミングPC向けUPS選びでは、「容量に十分な余裕があるか」「5〜10分の稼働時間を確保できるか」「周辺機器も含めた消費電力を見積もっているか」が重要です。
ブレーカー落ちや停電は予測できません。PCを長く安心して使うためにも、無理のない容量設計でUPSを選びましょう。