マウスコンピューターのゲーミングシーンを盛り上げる新フルタワーゲーミングPCG TUNE FZ-I9G80のレビューを行いました。
G TUNE FZ-I9G80は最新AI処理に対応した圧倒的ハイエンドゲーミングPCです。
本記事ではG TUNE FZ-I9G80の基本的なスペックの評価を行い、総合的な性能評価とコスパ評価をスコアとして算出しています。また、同社・他社からそれぞれ2機種の特徴・性能をまとめて比較も行っています。
目次から各項目へ飛べるので、気になるものからチェックしてみてください。
G TUNE FZ-I9G80の公式サイト
G TUNE FZ-I9G80の基本スペック
メーカー | マウスコンピュータ |
ブランド名 | G TUNE |
製品名 | G TUNE FZ-I9G80 |
OS | Windows 11 Home |
CPU | Intel Core Ultra 9 285K |
CPUクーラー | 水冷CPUクーラー (360mmラジエーター) |
GPU | GeForce RTX 5080 |
メモリ | 32GB(16GBx2)(DDR5-5600) |
ストレージ | 2TB SSD(M.2 NVMe Gen4) |
電源 | 1200W(80PLUS PLATINUM) |
ケースファン | 前面×3 / 上面×3 / 背面×1 搭載(サイズは調査中) |
マザーボード | インテル Z890 チップセット |
サイズ | 240(幅)×500(奥行き)×510(高さ) mm |
販売価格 | 599,800円(送料無料) |
G TUNE FZ-I9G80の評価
CPU・GPU・メモリ・ストレージ・CPU+GPU・総合の6項目からスコアとして算出した結果、G TUNE FZ-I9G80のCPU+GPUの性能評価は7.02、コスパ評価は0.0868となり、総合の性能評価は7.61、コスパ評価は0.0442となりました。
評価項目 | 性能(容量)評価 | コスパ評価 |
CPU | 6.78 | 0.113 |
GPU | 7.26 | 0.060 |
メモリ | 6.40 | 0.000053 |
ストレージ | 10.00 | 0.00333 |
CPU+GPU | 7.02 | 0.0868 |
総合 | 7.61 | 0.0442 |
G TUNE FZ-I9G80の特徴
G TUNE FZ-I9G80は、最新のIntel Core Ultra 9 285KとNVIDIA GeForce RTX 5080を搭載した超ハイエンドゲーミングPCです。AI処理に特化したNPUを備え、最新ゲームやクリエイティブワークに最適な性能を発揮します。DLSS 4による高フレームレート、RTX Neural Shadersの活用により、4Kゲーミングや競技ゲームでも快適なプレイが可能です。また、第9世代NVENCエンコーダー2基を搭載し、動画編集やゲーム配信にも対応しています。
優れた冷却設計により、長時間の高負荷作業でも安定した動作を維持し、美しいアルミデザインや調整可能なLEDライティングも魅力です。DVDスーパーマルチドライブやWi-Fi 6E対応、便利なヘッドフォンホルダーなど、機能面も充実。3年間の保証付きで安心して使用できます。価格は高めですが、最先端技術と拡張性を備え、ゲーマーやクリエイターにとって最適な一台です。
G TUNE FZ-I9G80のメリット
- 最新のCore Ultra 9 285KとRTX 5080が、高度なAI処理とグラフィック技術を駆使し、これまでにない没入感を提供
- 冷却性能に優れた360mm水冷クーラーと7基のケースファンが、熱を逃がしながらパフォーマンスを最大限に引き出す設計
- Wi-Fi 6E対応の高速通信と1200W 80PLUS PLATINUM電源が、安定した接続と将来のアップグレードにも柔軟に対応
- 3年間の長期保証で安心
G TUNE FZ-I9G80のデメリット
- 圧倒的な性能を持つが、それに見合う価格設定となっており、用途によってはオーバースペックになる可能性がある
- ケースサイズが大きく、冷却システムをフル活用するためには、十分な設置スペースとエアフローの確保が必要
- 納期が長く、すぐにPCを必要とするユーザーにとっては、じっくり待つ覚悟が求められる
G TUNE FZ-I9G80の性能詳細
CPU
Core Ultra 9 285Kは、前世代よりもマルチスレッド性能では若干劣るものの、AI処理に特化した設計と高いシングルスレッド性能を持つため、ゲーミングPCとしての最適性は高いです。特にRTX 5080との組み合わせにより、最新のゲームタイトルを4K以上の高解像度で楽しめるだけでなく、今後のAI活用が進むゲーム環境にも対応できるCPUとなっています。
PassMarkスコアは67,812となっています。

GPU
RTX 5080は、4Kゲーミングにおいて優れたパフォーマンスを発揮し、特にDLSS 4による高フレームレートとAI処理の強化が魅力です。RTX 5090ほどの超ハイエンド志向ではないものの、コストパフォーマンスの観点からも、現在のゲーミング環境において最高な選択肢の一つです。
PassMarkスコアは36,281となっています。

メモリ
現状では最適な容量・速度ですが、動画編集やAI処理を多用する場合、64GB以上へのアップグレードを検討すると、より快適な環境を構築できるでしょう。
ストレージ
2TBのM.2 NVMe Gen4 SSDは、高い読み書き速度と十分な容量を備えており、ゲーミングPCとして優れたバランスを保っています。最新ゲームの膨大なファイルサイズにも対応し、加えて録画やスクリーンショットなどのマルチメディアデータにも対応できる容量を確保している点は大きな魅力です。Core Ultra 9 285KやRTX 5080との組み合わせによって、高負荷な場面でもストレージの性能不足を感じにくい構成となっています。
電源
1200W 80PLUS PLATINUM電源は、高性能パーツを安定稼働させるうえで非常に頼もしい選択肢です。特にCore Ultra 9 285KやRTX 5080といった消費電力の大きなパーツを組み合わせるなら、変換効率の高さと余裕のある容量がパフォーマンスと寿命を助けます。
G TUNE FZ-I9G80のオススメカスタマイズ
- メモリを64GB(32GB×2)に増設
- 追加のM.2 NVMe SSD
超ハイスペックマシンの購入を考えているなら以下の観点でメモリ、ストレージの増強がオススメです。
AI処理や動画編集、ゲーム配信などを同時に行うユーザーにとっては、余裕ある容量が作業効率を大幅に向上させるため。将来的なタイトルの要求メモリ量増加にも安心して対応できる。
2TBでは足りないほど複数の大型タイトルをプレイしたり、大容量のデータを扱うユーザーには、さらにストレージを追加することでロード時間やファイル管理が楽になる。高い転送速度を維持できるM.2 NVMe SSDを増設するのがベスト。
同社モデルとの比較
G TUNE FZ-I9G80と同じGeForce RTX 5080を搭載したG TUNE FG-A7G80と、JeSU公認PCG TUNE FZ-I7G7A(JeSU公認PC)と比較してみました。
G TUNE FZ-I9G80 | G TUNE FG-A7G80 | G TUNE FZ-I7G7A(JeSU公認PC) | |
CPU | Intel Core Ultra 9 285K | AMD Ryzen 7 9800X3D | Intel Core i7-14700KF |
CPUクーラー | 水冷CPUクーラー (360mmラジエーター) | 水冷CPUクーラー (360mmラジエーター) | 水冷CPUクーラー (360mmラジエーター) |
GPU | GeForce RTX 5080 | GeForce RTX 5080 | GeForce RTX 4070 Ti SUPER |
メモリ | 32GB(16GB×2)(DDR5-5600) | 32GB(16GB×2)(DDR5-5600) | 32GB(16GB×2)(DDR5-5600) |
ストレージ | 2TB SSD(M.2 NVMe Gen4) | 2TB SSD(M.2 NVMe Gen4) | 2TB SSD(M.2 NVMe Gen4)/2TB SSD(M.2 NVMe Gen4) |
電源 | 1200W(80PLUS PLATINUM) | 1200W(80PLUS PLATINUM) | 750W(80PLUS BBRONZ) |
ファン | 前面×3 / 上面×3 / 背面×1 搭載(サイズは調査中) | 前面×3 / 上面×3 / 背面×1 搭載(サイズは調査中) | 上面×3 / 背面×1 搭載(120mm) |
サイズ | 240(幅)×500(奥行き)×510(高さ) mm | 240(幅)×500(奥行き)×510(高さ) mm | 220(幅)×490(奥行き)×501(高さ) mm |
販売価格 | 599,800円(送料無料) | 569,800円(送料無料) | 479,800円(送料無料) |
CPUの評価 | 性能 6.78 コスパ 0.113 | 性能 4.01 コスパ 0.070 | 性能 5.34 コスパ 0.111 |
GPUの評価 | 性能 7.26 コスパ 0.060 | 性能 7.26 コスパ 0.064 | 性能 6.34 コスパ 0.066 |
メモリの評価 | 容量 6.40 コスパ 0.000053 | 容量 6.40 コスパ 0.000056 | 容量 6.40 コスパ 0.000067 |
ストレージの評価 | 容量 10.00 コスパ 0.00333 | 容量 10.00 コスパ 0.00351 | 容量 20.00 コスパ 0.00834 |
CPU+GPUの評価 | 性能 7.02 コスパ 0.0868 | 性能 5.63 コスパ 0.0670 | 性能 5.84 コスパ 0.0887 |
総合評価 | 性能 7.61 コスパ 0.0442 | 性能 6.92 コスパ 0.0344 | 性能 9.52 コスパ 0.0464 |
G TUNE FZ-I7G7A(JeSU公認PC)は、Core i7-14700KFとGeForce RTX 4070 Ti SUPERを組み合わせることで、価格と性能のバランスを取りながら、ストレージを2TB×2の合計4TBとした点が特徴的です。電源容量が750W BRONZEに抑えられているため、消費電力の面ではG TUNE FZ-I9G80やG TUNE FG-A7G80に劣る部分があるものの、導入コストと短い納期を重視するユーザーや、大容量ストレージを必要とするユーザーにとっては十分なゲーミング性能と使い勝手を提供します。
JeSUが認定する高いパフォーマンスを備えているため、プロレベルのeスポーツ環境としても十二分に対応できる仕様です。
また、高い総合評価を得た要因としては、他モデルの2倍に及ぶストレージ容量が大きく寄与している点が挙げられます。
G TUNE FZ-I9G80をオススメする方
- 最新のCPU(Core Ultra 9 285K)とハイエンドGPU(RTX 5080)の組み合わせで、4K以上の高解像度ゲーミングを最高設定で楽しみたい方
- AI処理やシングルスレッド性能を重視し、動画編集や3D制作、機械学習など多岐にわたる高負荷作業を並行して行いたい方
- 予算よりも性能を最優先し、最先端テクノロジーを最大限活用できる長期投資型のゲーミングPCを求める方
G TUNE FG-A7G80をオススメする方
- コストを重視し、なるべく予算を抑えながら超ハイエンド環境を構築したい方
- AMD Ryzen 7 9800X3Dの3D V-Cacheによるゲーム特化の恩恵を受け、高いフレームレートや優れたゲーム体験を重視する方
G TUNE FZ-I7G7A(JeSU公認PC)をオススメする方
- 最新のCore i7-14700KFとRTX 4070 Ti SUPERでも十分に満足できる性能を発揮し、導入コストを最小限に抑えたい方
- 2TB×2の合計4TBという大容量SSDが必要で、複数のゲームや動画データを大量に保存・管理する環境を整えたい方
G TUNE FZ-I7G7A(JeSU公認PC)の公式通販
他社モデルとの比較
他社製品として、モンスターハンターワイルズの推奨スペック「ウルトラ」を満たしたSTORMのLB-147F78XTと、「ウルトラ」に近い性能を持つFRONTIERのFRGHLB760/SG2を比較しました。
G TUNE FZ-I9G80 | LB-147F78XT | FRGHLB760/SG2 | |
メーカー | マウスコンピューター | STORM | FRONTIER |
ブランド名 | G TUNE | 幻界LBモデル | FRONTIER |
CPU | Intel Core Ultra 9 285K | Intel Core i7-14700F | Intel Core i7-14700F |
CPUクーラー | 水冷CPUクーラー (360mmラジエーター) | MEG CORELIQUID S280 | 水冷CPUクーラー(Silverstone PF240W-ARGB-V2)[ホワイト] |
GPU | GeForce RTX 5080 | Radeon RX 7800 XT | GeForce RTX 4070 SUPER |
メモリ | 32GB(16GB×2)(DDR5-5600) | 32GB(16GB×2)(DDR5-4800) | 32GB(16GB×2)(DDR4–3200) |
ストレージ | 2TB SSD(M.2 NVMe Gen4) | 1TB SSD(M.2 NVMe Gen4) | 1TB SSD(M.2 NVMe Gen4) |
電源 | 1200W(80PLUS PLATINUM) | 850W(80PLUS GOLD) | 850W(80PLUS GOLD) |
ファン | 前面×3 / 上面×3 / 背面×1 搭載(サイズは調査中) | 上面×3 / 背面×1 /側面x3/下部x1搭載(120mm) | 前面×3 / 背面×1 搭載(サイズは調査中) |
サイズ | 240(幅)×500(奥行き)×510(高さ) mm | 235(幅)×488(奥行き)×453(高さ) mm | 230(幅)×465(奥行き)×500(高さ) mm |
保証期間 | 3年間(センドバック保証) | 1年間(センドバック保証) | 1年間(センドバック保証) |
納期 | 21営業日 | 10~12営業日 | 21営業日 |
販売価格 | 599,800円(送料無料) | 284,000円(送料2,200円) | 314,800円(送料3,300円) |
CPUの評価 | 性能 6.78 コスパ 0.113 | 性能 4.48 コスパ 0.085 | 性能 4.48 コスパ 0.094 |
GPUの評価 | 性能 7.26 コスパ 0.060 | 性能 4.86 コスパ 0.085 | 性能 6.00 コスパ 0.094 |
メモリの評価 | 容量 6.40 コスパ 0.000053 | 容量 6.40 コスパ 0.000112 | 容量 6.40 コスパ 0.000101 |
ストレージの評価 | 容量 10.00 コスパ 0.00333 | 容量 5.00 コスパ 0.00349 | 容量 5.00 コスパ 0.00314 |
CPU+GPUの評価 | 性能 7.02 コスパ 0.0868 | 性能 4.67 コスパ 0.1207 | 性能 5.24 コスパ 0.1175 |
総合評価 | 性能 7.61 コスパ 0.0442 | 性能 5.18 コスパ 0.0612 | 性能 5.47 コスパ 0.0596 |
G TUNE FZ-I9G80は、Intel Core Ultra 9 285KとGeForce RTX 5080を搭載し、大容量の1200W 80PLUS PLATINUM電源やDVDスーパーマルチドライブ、Wi-Fi 6E対応などを備えているので、最先端の高性能を追求する方に向いています。CPUにNPU機能が付いているためAI処理も得意で、水冷CPUクーラーや豊富なケースファンによる冷却性能も期待でき、ハードな作業や高負荷の4Kゲーミングでも安定動作を狙えます。価格は高めですが、長期的にハイエンド環境を維持したいユーザーには最適な選択といえます。
LB-147F78XTは、Core i7-14700FとRadeon RX 7800 XTの組み合わせにより、ハイエンド寄りの構成を抑えた価格で実現しており、幻想的なフロントガラスや270度パノラマ強化ガラス、ARGB変更などデザイン面でのカスタマイズを楽しめます。水冷CPUクーラーには2.4インチIPSディスプレイが搭載され、ハードウェア情報や動画、GIFを表示できる点も大きな魅力で、見た目と機能を両立したいユーザーにおすすめです。納期は10~12営業日と比較的短く、気軽に導入しやすいゲーミングPCとしての魅力があります。
FRGHLB760/SG2は、Core i7-14700FとGeForce RTX 4070 SUPERを組み合わせながら、DDR4-3200の32GBメモリや水冷CPUクーラー(Silverstone PF240W-ARGB-V2)、そして最大7基のケースファン搭載可能な拡張性を備えており、コストと性能のバランスに優れています。左サイドの強化ガラスやARGBライティングにより、見た目のカスタマイズ性が高いのも魅力で、納期が12営業日という点も導入のしやすさにつながります。ハイエンド構成ほどの圧倒的性能は不要でも、高品質なゲーミング体験とビジュアルを重視する方にとっては魅力的な選択肢です。
G TUNE FZ-I9G80をオススメする方
- 最高水準のCPU(Intel Core Ultra 9 285K)とGPU(GeForce RTX 5080)の組み合わせで、4Kや高解像度のゲーミングを妥協なく楽しみたい方
- 長時間の高負荷作業やハイレベルなAI処理にも耐えうる、余裕のある冷却性能と1200W 80PLUS PLATINUM電源を重視する方
- 価格よりも最先端技術やパフォーマンスを優先し、長期的にトップクラスの環境を維持したい方
LB-147F78XTをオススメする方
- Intel Core i7-14700FとRadeon RX 7800 XTによるゲーミング性能を、コストを抑えながら手に入れたい方
- フロント2面ガラスや270度パノラマ強化ガラス、ARGBライティングなど、PCの外観やデザイン性を重視したい方
- 水冷クーラーの2.4インチIPSディスプレイでハードウェア情報や動画を表示したいなど、カスタマイズ性・ビジュアル面にもこだわりたい方
FRGHLB760/SG2をオススメする方
- Core i7-14700FとGeForce RTX 4070 SUPERの組み合わせで、十分なゲーミング性能を得つつ、価格を抑えたい方
- 左サイドの強化ガラスやARGBライティング、最大7基のケースファンにより、見た目と冷却性のバランスを取りたい方
- 大がかりなハイエンド構成までは必要なく、納期も含めて導入しやすいゲーミングPCを探している方
G TUNE FZ-I9G80はどこで買える?
- 公式通販
- Yahooショッピング
- 楽天市場
- ヤマダ電機(家電量販店)
- ヨドバシカメラ
- ビックカメラ
公式通販からの直接購入をオススメします。
BTO(受注生産)に対応した公式通販では、多彩なカスタマイズが可能なうえ、セールのタイミングで購入すればさらにお得になる場合があります。一方、公式通販以外の販売チャネルでは、カスタマイズの自由度がほぼなく、選べるモデルも限られがちです。また、「送料無料」とうたっていても、実際には販売価格に送料相当分が含まれていることが多く、実質的な割引になっていないケースも見受けられます。
G TUNE FZ-I9G80の公式通販
参考サイト
CPUとGPUのベンチマークスコアは以下のサイトを参照しました。