マウスコンピュータの高評価ゲーミングPC、G-Tune DG-A7G7Sのレビューを行いました。
本記事ではG-Tune DG-A7G7Sの主要なパーツごとに性能とコスパの評価を行い、総合的な性能評価とコスパ評価をスコアとして算出しています。また、G-Tune DG-A7G7Sの特徴・性能をまとめ、他モデルとの比較も行っています。
目次から各項目へ飛べるので、気になるものからチェックしてみてください。
G-Tune DG-A7G7Sの公式サイト
G-Tune DG-A7G7Sの基本スペック
メーカー | マウスコンピューター |
ブランド名 | G-Tune |
製品名 | G-Tune DG-A7G7S |
OS | Windows 11 Home |
CPU | Ryzen7 5700X |
CPUクーラー | 水冷CPUクーラー(240mmラジエーター) |
GPU | GeForce RTX4070 SUPER 12GB |
メモリ | 32GB(16GB×2)(DDR4-3200) |
ストレージ | 1TB SSD(NVMeGen4×4) |
電源 | 750W(80PLUSBRONZE) |
ケースファン | 120mmケースファン 背面×1/側面×1 標準搭載 拡張性調査中 |
マザーボード | AMD B550 チップセット |
サイズ | 194(幅)×411(奥行き)×400(高さ) mm |
販売価格 | 299,800円(送料無料) |
G-Tune DG-A7G7Sの評価
CPU・GPU・メモリ・ストレージ・CPU+GPU・総合の6項目からスコアとして算出した結果、G-Tune DG-A7G7SのCPU+GPUの性能評価は4.33、コスパ評価は0.0950となり、総合の性能評価は5.02、コスパ評価は0.0480となりました。
評価項目 | 性能(容量)評価 | コスパ評価 |
CPU | 2.67 | 0.0890 |
GPU | 5.998 | 0.100 |
メモリ | 6.40 | 0.000107 |
ストレージ | 5.00 | 0.00334 |
CPU+GPU | 4.33 | 0.0950 |
総合 | 5.02 | 0.0480 |
G-Tune DG-A7G7Sの特徴
G-Tune DG-I7G7Sは、最先端のNVIDIA GeForce RTX 4070 SUPERグラフィックスカードと、AMD Ryzen7 5700Xプロセッサーを搭載したゲーミングデスクトップPCです。この組み合わせにより、WQHDや4Kといった高解像度でのゲームプレイを、スムーズかつ高画質で楽しむことができます。
特にRTX 4070 SUPERは、WQHD(2560×1440)での安定した高フレームレートプレイを実現するだけでなく、4K(3840×2160)でも快適なゲーム体験を提供します。たとえば、Cyberpunk 2077のようなハードウェア負荷の高いゲームでも、最高設定で40~50fpsを維持できるほどの性能を誇ります。
また、このPCは、32GBのメモリと1TBのSSDを搭載しており、最新のグラフィックが要求されるゲームや、負荷の高い作業も余裕でこなせる仕様です。また、Wi-Fi 6EとBluetooth 5に対応しているため、最新のネットワーク技術をフルに活用できます。
これだけのハイスペックながら、価格は30万円以下に抑えられており、非常にコストパフォーマンスに優れています。初心者からミドルゲーマー、さらにはヘビーユーザーにまでおすすめといえるでしょう。実際に購入したユーザーからも、性能や使い勝手、デザイン面で非常に満足しているとの評価が多く寄せられています。
G-Tune DG-A7G7Sのメリット
- 高性能なRyzen7シリーズとGeForce RTX 4070 SUPERを搭載
- 32GBのメモリと1TBのSSDを搭載し、負荷の高い作業も余裕
- ミニタワー型ケースでコンパクトながら冷却性能が優秀
- 24時間365日のサポート
G-Tune DG-A7G7Sのデメリット
- 4Kや高解像度のゲームには適しているがフルHDでの使用にはやや不向き
- 内部のメンテナンスがやや複雑
- 冷却ファンの音が気になる人も
- 注文から出荷まで約4営業日かかる場合あり
G-Tune DG-A7G7Sの性能詳細
CPU
G-Tune DG-A7G7Sに搭載されたRyzen 7 5700Xは、8コア16スレッドを備え、省電力性と優れたパフォーマンスを提供します。
実際のゲームパフォーマンスも非常に高く、高性能GPUと組み合わせることで、スムーズなゲームプレイ環境を提供してくれます。さらに、より高性能なGPUを追加することでフレームレートの安定性も向上します。
価格と性能のバランスが優れており、安定したゲーム体験を求めるユーザーにとって非常におすすめのプロセッサーといえるでしょう。
PassMarkスコアは26,695となっています。

GPU
G-Tune DG-A7G7Sに搭載されたRTX 4070 SUPERは、前モデルのRTX 4070から大幅に性能が向上しています。
CUDAコア数は5,888コアから7,168コアに増加し、処理能力が強化されており、DLSS 3による高いフレームレートの映像描写が可能です。また、第3世代RTコアは複雑なレイトレーシング処理をリアルタイムで処理し、AV1コーデックに対応した第8世代NVIDIA Encoderが動画圧縮の速度も向上させています。
ゲームプレイにおいては、VALORANTでは最高画質設定で600fps以上のパフォーマンスを発揮し、240Hz以上のリフレッシュレートモニターを使うことでさらに滑らかなプレイが可能です。
PassMarkスコアは29,989となっています。

メモリ
G-Tune DG-A7G7Sに搭載されたメモリは32GB(16GB×2)(DDR4-3200)となっており、メモリ不足の心配はほとんどなく安定してゲームを楽しむことができます。さらに、PCIe 4.0 SSDを採用しているため、ゲームのロード時間は非常に短縮され、スムーズなプレイが可能です。
デュアルチャネル構成により、高速なデータ転送が可能で、ゲームやクリエイティブな作業をスムーズに行えます。
また、最大64GBまでメモリを拡張できるため、将来的なアップグレードにも対応可能です。
ストレージ
G-Tune DG-A7G7Sに搭載されたストレージは1TB SSD(NVMeGen4×4)で、ゲームのロード時間はもちろん、動画の読込速度・書込速度も快速です。ストレージの速度に関して不満を感じることはまず無いでしょう。
電源
G-Tune DG-A7G7Sに搭載された電源は650W(80PLUSBRONZE)です。
Ryzen7 5700X搭載マシンの最小システム電力は700Wですので、必要な電力容量は十分といえるでしょう。
G-Tune DG-A7G7Sのオススメカスタマイズ
- ストレージのアップグレード
- メモリを32GB以上にカスタマイズ
上記2点がオススメです。
ストレージをM.2 SSD+大容量 2.5inch SSDといった大容量のものに変更することで、読み込み速度が向上し、ゲームプレイをスムーズにすることができます。
メモリのカスタマイズはストレージに比べると優先度は低いですが、32GB以上の容量に増設することで、同時に多くのタスクを処理しやすくなります。
同社モデルとの比較
G-Tune DG-A7G7SはBTOの老舗マウスコンピュータの人気モデルということで、同社でGPU性能が同等のG-Tune DG-I7G7SとNEXTGEAR JG-A7G7Sとの比較を行いました。
G-Tune DG-A7G7S | G-Tune DG-I7G7S | NEXTGEAR JG-A7G7S | |
CPU | Ryzen7 5700X | Core i7-14700F | Ryzen7 7800X3D |
CPUクーラー | 水冷CPUクーラー(240mmラジエーター) | 水冷CPUクーラー(240mmラジエーター) | 水冷CPUクーラー(240mmラジエーター) |
GPU | GeForce RTX4070 SUPER 12GB | GeForce RTX4070 SUPER 12GB | GeForce RTX4070 SUPER 12GB |
メモリ | 32GB(16GB×2)(DDR4-3200) | 32GB(16GB×2)(DDR5-5600) | 16GB(8GB×2)(DDR5-5200) |
ストレージ | 1TB SSD(NVMe Gen4×4) | 1TB SSD(NVMe Gen4×4) | 1TB SSD(NVMe Gen4×4) |
電源 | 750W(80PLUSB RONZE) | 750W(80PLUS BRONZE) | 750W(80PLUS BRONZE) |
ファン | 120mmケースファン 背面×1/側面×1 標準搭載 拡張性調査中 | 120mmケースファン 背面×1/側面×1 標準搭載 拡張性調査中 | 120mmケースファン 背面×1/側面×1 標準搭載 最大6個(前面3個、背面1個、上面2個)まで拡張可能 |
サイズ | 194(幅)×411(奥行き)×400(高さ) mm | 194(幅)×411(奥行き)×400(高さ) mm | 220(幅)×424(奥行き)×410(高さ) mm |
販売価格 | 299,800円(送料無料) | 299,800円(送料無料) | 279,800円(送料無料) |
CPUの評価 | 性能 2.67 コスパ 0.0890 | 性能 4.48 コスパ0.149 | 性能 3.43 コスパ0.122 |
GPUの評価 | 性能 5.998 コスパ 0.100 | 性能 5.998 コスパ0.100 | 性能 5.998 コスパ0.107 |
メモリの評価 | 容量 6.40 コスパ 0.000107 | 容量 6.40 コスパ0.000107 | 容量 3.20 コスパ0.0000572 |
ストレージの評価 | 容量 5.00 コスパ 0.00334 | 容量 5.00 コスパ0.00334 | 容量 5.00 コスパ0.00357 |
CPU+GPUの評価 | 性能 4.33 コスパ 0.0950 | 性能 5.24 コスパ0.125 | 性能 4.71 コスパ0.115 |
総合評価 | 性能 5.02 コスパ 0.0480 | 性能 5.47 コスパ0.0630 | 性能 4.41 コスパ0.0580 |
G-Tune DG-I7G7SはIntel Core i7-14700Fが搭載されており、Intel製CPUのチップセットで構成されています。ただし、販売価格は3モデルの中で一番高いです。
NEXTGEAR JG-A7G7Sはメモリが16GBとダウングレードされていますが、代わりにCPUはRyzen7 7800X3Dが搭載されています。販売価格も3モデルの中で一番安いです。
G-Tune DG-A7G7Sをオススメする方
- バランスを重視する方
- 初めてのゲーミングPCでどれを買えば良いのかわからない方
G-Tune DG-I7G7Sをオススメする方
- CPUのパフォーマンスを求める方
- ゲームだけでなく、ゲーム配信や動画編集等クリエイティブな作業もする方
G-Tune DG-I7G7Sの公式通販
G-Tune DG-I7G7Sのレビュー記事
NEXTGEAR JG-A7G7Sをオススメする方
- 価格を重視する方
- 映像の処理性能を重視する方
NEXTGEAR JG-A7G7Sの公式通販
NEXTGEAR JG-A7G7Sのレビュー記事
他社モデルとの比較
G-Tune DG-A7G7Sと同価格帯の他社の人気モデルとして、ドスパラのGALLERIA XA7R-R47S 5700X搭載とパソコン工房のLEVEL-M7P5-R57X-TT4Xとの比較を行いました。
G-Tune DG-A7G7S | GALLERIA XA7R-R47S 5700X搭載 | LEVEL-M7P5-R57X-TT4X | |
メーカー | マウスコンピュータ | ドスパラ | パソコン工房 |
ブランド名 | G-Tune | GALLERIA X-Series | LEVEL∞ M-Class |
CPU | Ryzen7 5700X | Ryzen7 5700X | Ryzen7 5700X |
CPUクーラー | 水冷CPUクーラー(240mmラジエーター) | (空冷式)12cmサイドフロー大型CPUファン | トップフロー空冷クーラー |
GPU | GeForce RTX4070 SUPER 12GB | GeForce RTX4070 SUPER 12GB | GeForce RTX4070 SUPER 12GB |
メモリ | 32GB(16GB×2)(DDR4-3200) | 16GB(8GB×2)(DDR5-5200) | 16GB(8GB×2)(DDR4-3200) |
ストレージ | 1TB SSD(NVMe Gen4×4) | 1TB SSD(M.2 NVMe Gen4) | 500GB SSD(M.2 NVMe) |
電源 | 750W(80PLUS BRONZE) | 750W(80PLUS GOLD) | 750W(80PLUS GOLD) |
ファン | 120mmケースファン 背面×1/側面×1 標準搭載 拡張性調査中 | 140mmケースファン 前面×1/上面×1 拡張性調査中 | 120mmケースファン 上面×1/背面×1 標準搭載 最大3基まで拡張可能 前面の水冷ラジエーターは最大240mmに対応 |
サイズ | 194(幅)×411(奥行き)×400(高さ) mm | 220(幅)×440(奥行き)×480(高さ) mm | 206(幅)×432(奥行き)×411(高さ) mm |
保証期間 | 3年間(センドバック保証) | 1年間(持込) | 1年間(持込 or センドバック保証) |
納期 | 約4営業日で出荷 | 約7営業日で出荷 | 約2~7営業日で出荷 |
販売価格 | 299,800円(送料無料) | 229,800円+送料3,300円 | 220,000円(会員登録で送料無料) |
CPUの評価 | 性能 2.67 コスパ 0.0890 | 性能 2.67 コスパ0.116 | 性能 2.67 コスパ 0.121 |
GPUの評価 | 性能 5.998 コスパ 0.100 | 性能 5.998 コスパ0.130 | 性能 5.998 コスパ 0.136 |
メモリの評価 | 容量 6.40 コスパ 0.000107 | 容量 3.20 コスパ0.0000696 | 容量 3.20 コスパ 0.0000730 |
ストレージの評価 | 容量 5.00 コスパ 0.00334 | 容量 5.00 コスパ0.00435 | 容量 2.50 コスパ 0.00227 |
CPU+GPUの評価 | 性能 4.33 コスパ 0.0950 | 性能 4.33 コスパ0.123 | 性能 4.33 コスパ 0.129 |
総合評価 | 性能 5.02 コスパ 0.0480 | 性能 3.00 コスパ0.0626 | 性能 3.59 コスパ 0.0650 |
同等のCPUとGPUの製品で比較した場合、LEVEL-M7P5-R57X-TT4Xが低価格であるため、コストを抑えたい方はこちらを購入したほうが良いかもしれません。
メモリの容量はG-Tune DG-A7G7Sが32GBと多いですが、代わりに代わりに性能の劣るDDR4-3200となっており判断が難しいところです(体感できるほどの性能差はないため、当サイトではメモリ容量を優先的に評価しています)。
ストレージはいずれもSSD(M.2 NVMe Gen4)を搭載しており性能差はありませんが、LEVEL-M7P5-R57X-TT4Xが500GBのため容量は劣ります。
電源は750W(80PLUS BRONZE)搭載のG-Tune DG-A7G7Sがやや劣ります。
冷却性能はケースファンの標準搭載数・最大取付可能数が大差ありませんが、CPUファンに水冷CPUクーラー (240mmラジエーター)を搭載しているG-Tune DG-A7G7Sがやや優れています。
保証期間はG-Tune DG-A7G7Sが3年と最も長いです。GALLERIA XA7R-R47S 5700X搭載とLEVEL-M7P5-R57X-TT4Xは1年間で期間に差はありませんが、GALLERIAは持込のみの対応となります。
G-Tune DG-A7G7Sをオススメする方
- 冷却性能を重視する方
- 送料を重視する方
- 保証期間を重視する方
GALLERIA XA7R-R47S 5700X搭載をオススメする方
- CPUクーラーに水冷式より空冷式を重視する方
- ケースファンのサイズ等を重視する方
GALLERIA XA7R-R47S 5700X搭載の公式通販
GALLERIA XA7R-R47S 5700X搭載のレビュー記事
LEVEL-M7P5-R57X-TT4Xをオススメする方
- コストを重視する方
G-Tune DG-A7G7Sはどこで買える?
- 公式通販
現在、G-Tune DG-A7G7Sは公式通販のみで購入可能であり、基本的には公式通販で購入することをオススメします。
アマゾン・楽天・ヤフーショッピングなどでは型番が同様のマウスコンピュータ製の製品が販売されていますが、G-Tune DG-A7G7Sとは異なりますので、型番をよく確認することが必要です。
参考サイト
CPUとGPUのベンチマークスコアは以下のサイトを参照しました。