G-Tune DG-A7G6Tの評価は?他モデルと比較した結果をレビューします

ゲーマーのために作られた、マウスコンピューターG-Tuneシリーズの中から、ライトなゲームユーザーにオススメなスタンダードゲーミングPCでミニタワータイプの、G-Tune DG-A7G6Tのレビューを行いました。

CPUにAMD Ryzen 7 5700X、GPUにNVIDIA GeForce RTX 4060 Tiを搭載したモデルです。このモデルを、同社他モデルや他社同等モデルと比較しながら評価していきます。

目次より各項目へ飛べますので、気になる項目をご覧ください。


G-Tune DG-A7G6Tの公式サイト

G-Tune DG-A7G6Tの基本スペック

メーカーマウスコンピューター
ブランド名G-Tune
製品名DG-A7G6T
OSWindows 11 Home
CPURyzen 7 5700X
CPUクーラー空冷CPUクーラー
GPUGeForce RTX 4060 Ti 8GB
メモリ16GB(8GB×2)(DDR4-3200)
ストレージ512GB SSD(M.2 NVMe Gen4)
電源750W(80PLUS BRONZE)
ケースファン120mmケースファン 背面×1 標準搭載
マザーボードAMD B550チップセット
サイズ189(幅)×396(奥行き)×390(高さ) mm
販売価格214,800円(送料無料)

G-Tune DG-A7G6Tの評価

CPU・GPU・メモリ・ストレージ・CPU+GPU・総合の6項目からスコアとして算出した結果、G-Tune DG-A7G6TのCPU+GPUの性能評価は3.63、コスパ評価は0.115となり、総合の性能評価は3.25、コスパ評価は0.0584となりました。

評価項目性能(容量)評価コスパ評価
CPU 2.670.124
GPU 4.580.107
メモリ 3.200.0000745
ストレージ 2.56 0.00238
CPU+GPU 3.630.115
総合 3.25 0.0584

G-Tune DG-A7G6Tの特徴

G-Tune DG-A7G6Tは、Ryzen 7 5700XRTX 4060 Tiを搭載しており、最新のゲームでもスムーズに動作します。
CPUは、アーキテクチャZen3のRyzenシリーズを使用しており、ゲームやマルチタスク処理において優れたパフォーマンスを発揮します。GPUは、RTX 4000シリーズの特徴であるDLSS3を活用することで、対応するゲームではフレームレートを大幅に向上させることができます。
標準構成としては、メモリが16GB、ストレージが512GBとなっており、編集作業や実況配信を行う場合にはメモリの増設やストレージの容量拡大を検討することをおすすめします。

G-Tune DG-A7G6Tのメリット

  • コストパフォーマンスが良い
  • 高性能なハードウェアを搭載
  • CPU、GPU ともに省電力モデルのため低発熱で長時間でも安定したパフォーマンス

G-Tune DG-A7G6Tのデメリット

  • 高解像度メインでゲームをプレイする場合には、性能面でやや厳しい側面がある
  • 標準構成のストレージ容量が少ない
  • 高負荷時作業が多い場合にはメモリに不足感がある

G-Tune DG-A7G6Tの性能詳細

CPU

G-Tune DG-A7G6Tに搭載されたRyzen 7 5700Xは、2022年の4月に発売されたAMDのCPUです。このCPUは、8コア16スレッドを備え、ベースクロック3.4GHz、最大クロックは4.6GHzです。これにより、マルチスレッド性能が向上し、エンコードなどのクリエイティブ作業をより高速に処理することが可能です。また、TDPは65Wと省電力で発熱も抑えられております。
ゲーミングPCのCPUとしてはIntelが最も有名ですが、AMDはRyzenシリーズの登場でコストパフォーマンスに優れ、Intel Coreシリーズと同等かそれ以上の性能を持つCPUを提供しています。特にマルチスレッド性能が優れています。

PassMarkスコアは26,695となっています。

AMD Ryzen 7 5700X ベンチマーク
AMD Ryzen 7 5700Xのベンチマーク
出典:https://www.cpubenchmark.net

GPU

G-Tune DG-A7G6Tに搭載されたRTX 4060 Tiは最新のRTX 40シリーズに属するGPUで、前世代のRTX 4060とRTX 4070の中間の性能を持ちます。このため、フルHDのゲームプレイを主に考える方に最適です。
Adaアーキテクチャはレイトレーシングの効果を最大限に引き出し、現実の光の挙動を再現します。NVIDIA DLSS 3は、AIによる高品質な追加フレームレートを生成します。また、GeForce RTX 40シリーズは、遅延時間が最小で、最高の反応速度を提供し、究極の競争優位性をもたらします。

PassMarkスコアは22,912となっています。

RTX 4060 Ti benchmark
GeForce RTX 4060 Tiのベンチマーク
出典:https://www.videocardbenchmark.net

メモリ

G-Tune DG-A7G6Tに搭載されたメモリは16GB(8GB×2)(DDR4-3200)となっています。
16GBはゲーミングPCとしては標準的な容量となっていますが、ほとんどのゲームプレイでメモリ不足を感じることはありません。標準的なゲームでは十分な容量です。
しかし、32GBを推奨するようなゲームタイトルや、動画編集、実況配信などの高負荷なアプリケーションを同時に使用する場合には、メモリの増設が必要となります。
空きスロットが2つあり、最大で4枚のメモリを搭載できますが、4枚挿しをする場合は、品番を揃えるて同じ性能にすること枚数によって速度制限がかかること相性問題で安定しない場合があなど注意すべきことがいくつあるため、カスタマイズで指定するか、後に16GBx2の32GBにアップグレードすることをおすすめします。

ストレージ

G-Tune DG-A7G6Tに搭載されたストレージは512GB SSD (M.2 NVMe Gen4)で、標準的なゲームをする分には十分ですストレージの速度に関して不満を感じることはまず無いでしょう。
一方で、容量は512GBと少々物足りなさを感じます。近年のゲームタイトルは推奨空き容量が50GBを超えるものも多く、この構成では、多くのゲームタイトルを保存するほどの余裕がありません。

電源

G-Tune DG-A7G6Tに搭載された電源は750W(80PLUS BRONZE)です。Ryzen 7 5700XとGeForce RTX 4060 Tiの組み合わせなら、750Wで十分事足ります。電力の安定化や効率化、将来的にハイエンドクラスのグラフィックボードなどに変更する可能性がある場合は、80PLUS GOLD電源を選択することや容量を増やすことを検討すると良いでしょう。

G-Tune DG-A7G6Tのオススメカスタマイズ

  1. ストレージを512GBから1TBにカスタマイズ
  2. メモリを16GBから32GBにカスタマイズ
  3. 電源を750W(80PLUS BRONZE)から750W(80PLUS GOLD)にカスタマイズ

上記3点がオススメです。

ストレージは前述したように多くのゲームタイトルの保存には不安があります。ストレージを1TBにすることで、大きい容量のゲームタイトルにも対応できるので、オススメです。
動画編集や実況配信などの高負荷作業を行う場合には、32GBの方がよりスムーズに動くため、オススメです。
電源ですが、この構成のままでも十分だとは思いますが、長期間使用していく上での電力効率や、耐久性などを考えると80PLUS GOLDにカスタマイズしておくのも良いと思います。

同社モデルとの比較

G-Tune DG-A7G6TはマウスコンピューターのミドルクラスゲーミングPCということで、同クラスのG-Tune DG-A7A7XG-Tune DGA5G6Tとの比較を行いました。

G-Tune DG-A7G6TG-Tune DG-A7A7XG-Tune DG-A5G6T
CPURyzen 7 5700XRyzen 7 5700XRyzen 5 9600X
CPUクーラー空冷CPUクーラー空冷CPUクーラー空冷CPUクーラー
GPUGeForce RTX 4060 Ti 8GBRadeon RX 7700 XT 12GBGeForce RTX 4060 Ti 8GB
メモリ16GB(8GB×2)(DDR4-3200)32GB(16GB×2)(DDR4-3200)16GB(8GB×2)(DDR5-5600)
ストレージ512GB SSD(M.2 NVMe Gen4)1TB SSD(M.2 NVMe Gen4)1TB SSD(M.2 NVMe Gen4)
電源750W(80PLUS BRONZE)750W(80PLUS BRONZE)750W(80PLUS BRONZE)
ファン140mmケースファン 背面×1 標準搭載140mmケースファン 背面×1 標準搭載140mmケースファン 背面×1 標準搭載
サイズ189(幅)×396(奥行き)×390(高さ) mm189(幅)×396(奥行き)×390(高さ) mm189(幅)×396(奥行き)×390(高さ) mm
販売価格214,800円(送料無料)229,900円(送料無料)259,800円(送料無料)
CPUの評価性能 2.67
コスパ 0.124
性能 2.67
コスパ 0.116
性能 2.99
コスパ 0.115
GPUの評価性能 4.58
コスパ 0.107
性能 4.45
コスパ 0.0969
性能 4.58
コスパ 0.0882
メモリの評価容量 3.20
コスパ 0.0000745
容量 6.40
コスパ 0.000139
容量 3.20
コスパ 0.0000616
ストレージの評価容量 2.56 
コスパ 0.00238
容量 5.00
コスパ 0.00435
容量 5.00
コスパ 0.00385
CPU+GPUの評価性能 3.63
コスパ 0.115
性能 3.56
コスパ 0.107
性能 3.79
コスパ 0.102
総合評価性能 3.25
コスパ 0.0584
性能 4.63
コスパ 0.0544
性能 3.94
コスパ 0.0518

G-Tune DG-A7G6TG-Tune DG-A7A7XはCPUにRyzen 7 5700Xが搭載されており、G-Tune DG-A5G6TRyzen 5 9600Xが搭載されておりRyzen 5シリーズではありますが、最近発売された最新Ryzen 9000シリーズとなっており、性能は上回っています。

G-Tune DG-A7G6TG-Tune DG-A5G6TはGPUにGeForce RTX 4060 Ti 8Gが搭載されており、G-Tune DG-A7A7XRadeon RX 7700 XT 12GBが搭載されておりゲーミング性能においては若干下がりますが、VRAMが12GBに増え、Radeon RX7000シリーズの特性上動画編集や動画鑑賞においては優位です。

G-Tune DG-A7A7Xはメモリが32GB (16GBx2) (DR4-3200)G-Tune DG-A7A7XG-Tune DG-A5G6Tはストレージがにアップグレードされています。ただし、その分値段も高くなっています。

G-Tune DG-A7G6Tをオススメする方

  • 価格を重視する方
  • 初めてのゲーミングPCでどれを買えば良いのかわからない方


G-Tune DG-A7G6Tの公式通販

G-Tune DG-A7A7Xをオススメする方

  • 高解像度でゲームを楽しみたい方
  • ゲームだけでなく、ゲーム配信や動画編集等クリエイティブな作業もする方


G-Tune DG-A7A7Xの公式通販

G-Tune DG-A5G6Tをオススメする方

  • 高解像度でゲームを楽しみたい方
  • 最新CPUを試したい方


G-Tune DG-A5G6Tの公式通販

他社モデルとの比較

G-Tune DG-A7G6Tと同価格帯の他社の人気モデルとして、パソコン工房のLEVEL-M7P5-R57XSL9Xとパソコンショップアークのarkhive GC-A7G46Mとの比較を行いました。

G-Tune DG-A7G6TLEVEL-M7P5-R57X-SL9Xarkhive GC-A7G46M
メーカーマウスコンピューターパソコン工房パソコンショップアーク
ブランド名G-TuneLEVEL∞ R-Classarkhive
CPURyzen 7 5700XRyzen 7 5700XRyzen 7 5700X
CPUクーラー空冷CPUクーラー空冷CPUクーラー空冷CPUクーラー
GPUGeForce RTX 4060 Ti 8GBGeForce RTX 4060 Ti 8GBGeForce RTX 4060 Ti 8GB
メモリ16GB(8GB×2)(DDR4-3200)16GB(8GB×2)(DDR4-3200)16GB(8GB×2)(DDR4-3200)
ストレージ512GB SSD(M.2 NVMe Gen4)500GB SSD(M.2 NVMe Gen4)1TB SSD(M.2 NVMe Gen4)
電源750W(80PLUS BRONZE)550W(80PLUS BRONZE)650W(80PLUS BRONZE)
ファン120mmケースファン 背面×1 標準搭載120mmケースファン 上面×1/背面×1 標準搭載120mmケースファン 背面×1 標準搭載
サイズ189(幅)×396(奥行き)×390(高さ) mm206(幅)×432(奥行き)×411(高さ) mm230(幅)×500(奥行き)×465(高さ) mm
保証期間3年間(センドバック保証)1年間1年間
納期14営業日で出荷6~8週間後で出荷2~7日後で出荷
販売価格214,800円(送料無料)159,800円(会員登録されると送料無料)179,800円(送料無料)
CPUの評価性能 2.67
コスパ 0.124
性能 2.67
コスパ 0.167
性能 2.58
コスパ 0.113
GPUの評価性能 4.58
コスパ 0.107
性能 4.58
コスパ 0.143
性能 4.58
コスパ 0.101
メモリの評価容量 3.20
コスパ 0.0000745
容量 3.20
コスパ 0.000100
容量 3.20
コスパ 0.0000980
ストレージの評価容量 2.56 
コスパ 0.00238
容量 2.50
コスパ 0.00313
容量 5.00
コスパ 0.00556
CPU+GPUの評価性能 3.63
コスパ 0.115
性能 3.63
コスパ 0.155
性能 3.63
コスパ 0.138
総合評価性能 3.25
コスパ 0.0584
性能 3.24
コスパ 0.0784
性能 3.86
コスパ 0.0704

CPU、GPU、メモリの性能は基本的に同じになっているため、納期を重視する方はパソコンショップアークのarkhive GC-A7G46M、コストを重視する方はパソコン工房のLEVEL-M7P5-R57XSL9Xを購入したほうが良いかもしれません。

ストレージは搭載のarkhive GC-A7G46Mが最も優れています

電源750W(80PLUS GOLD) 搭載のG-Tune DG-A7G6Tが最も優れています

保証期間G-Tune DG-A7G6Tが3年と最も長いですLEVEL-M7P5-R57X-SL9Xarkhive GC-A7G46M1年間です。

G-Tune DG-A7G6Tをオススメする方

  • 保証期間を重視する方
  • 将来的にアップグレードを考えている方


G-Tune DG-A7G6Tの公式通販

LEVEL-M7P5-R57XSL9Xをオススメする方

  • 価格を重視する方
  • 電力を抑えたい方


LEVEL-M7P5-R57XSL9Xの公式通販

arkhive GC-A7G46Mをオススメする方

  • 納期を重視する方
  • 大容量のゲームを楽しみたい方


arkhive GC-A7G46Mの公式通販

G-Tune DG-A7G6Tはどこで買える?

公式通販でのみ取り扱っています。


G-Tune DG-A7G6Tの公式通販

参考サイト

CPUとGPUのベンチマークスコアは以下のサイトを参照しました。