FRGK-B760M/SK3を徹底レビュー!特徴と性能を6項目から評価

本記事では、FRONTIERのゲーミングPCブランド「GKシリーズ」から発売されたFRGK-B760M/SK3(セットモデル)のレビューと評価をお届けします。

FRGK-B760M/SK3は初心者ゲーマーに求められる性能を備え、ゲーミングPC環境を揃えられる構成になっています。

この記事ではFRGK-B760M/SK3の主要なパーツごとに性能とコスパの評価を行い、総合的な性能評価とコスパ評価をスコアとして算出しています。また、FRGK-B760M/SK3の特徴・性能をまとめ、他モデルとの比較も行っています。

目次から各項目へ飛べるので、気になるものからチェックしてみてください。

FRGK-B760M/SK3の公式サイト

FRGK-B760M/SK3の基本スペック

メーカーFRONTIER
ブランド名GKシリーズ
製品名FRGK-B760M/SK3
OSWindows 11 Home
CPUIntel Core i5-14400F
CPUクーラー空冷CPUクーラー(サイドフロータイプ)
GPUGeForce GTX 1660 SUPER
メモリ16GB(8GB×2)(DDR4-3200)
ストレージ500GB SSD(M.2 NVMe)
電源600W(80PLUS BRONZE)
ケースファン調査中
マザーボードインテル B760 チップセット
サイズ215(幅)×401(奥行き)×347(高さ) mm
販売価格189,800円(実質的な本体価格:149,290円)+送料3,300円

FRGK-B760M/SK3の評価

CPU・GPU・メモリ・ストレージ・CPU+GPU・総合の6項目からスコアとして算出した結果、FRGK-B760M/SK3のCPU+GPUの性能評価は2.57、コスパ評価は0.0998(実質的なコスパは0.126)となり、総合の性能評価は2.71、コスパ評価は0.0506(実質的なコスパは0.0640)となりました。

評価項目性能(容量)評価コスパ評価
CPU 2.580.134(実質的なコスパ:0.169)
GPU 2.550.0660(実質的なコスパ:0.0836)
メモリ 3.200.0000829(実質的なコスパ:0.000105)
ストレージ 2.500.00259(実質的なコスパ:0.00328)
CPU+GPU 2.570.0998(実質的なコスパ:0.126)
総合 2.710.0506(実質的なコスパ:0.0640)

FRGK-B760M/SK3の特徴

FRGK-B760M/SK3はゲーミングPC初心者に嬉しい特長が詰まったミニタワー型デスクトップPCです。特に注目すべきは、購入後すぐにゲームを始められるスターターセット内容で、モニターやマウス、キーボードなどの周辺機器が一式揃っている点です。

セットには、ゲーミングモニター「FRONTIER FR2450B 23.8型」(21,780円相当)、ゲーミングヘッドセット「HyperX Cloud Stinger 2」(7,480円相当)、ゲーミングマウス「HyperX Pulsefire Core」(4,580円相当)、ゲーミングキーボード「HyperX Alloy Core RGB」(4,990円相当)やゲーミングマウスパッド「HyperX Pulsefire Mat」(1,680円相当)が含まれており、本体価格は実質149,290円となります。
この充実したセットにより、単品で揃えるよりも大幅にコストを抑えつつ、高品質なゲーム環境を一度に整えられるのが大きな魅力です。

このゲーミングPCは比較的コスパも高めで、価格も手頃ですが、構成はCPU性能に特化しています。ゲームの高性能を求めるよりは、日常のPC作業や画像・動画編集に加えて、ちょっとしたゲームも楽しめる程度に適しています。

FRGK-B760M/SK3のメリット

  • 初心者に適したスターターセット
  • 周辺機器が一式揃いコスパがよい
  • ゲーミングPCとしては安価

FRGK-B760M/SK3のデメリット

  • 高スペック機種と比較するとゲーム性能は低め
  • GPUなどをアップグレードした場合、電源等の見直しが必要

FRGK-B760M/SK3の性能詳細

CPU

FRGKLB760M/SG1に搭載されているIntel Core i5-14400Fは、ミドルクラスのCPUとして、ゲームやクリエイティブな作業に優れたパフォーマンスを発揮します。このCPUは10コア16スレッド構成で、日常的なウェブブラウジングやオフィスソフトの使用はもちろん、オンラインゲームや動画編集、3Dレンダリングといった負荷の高いタスクもこなします。

また、省電力性能にも優れ、長時間使用しても電力消費を抑えることが可能です。これにより、フルHD解像度での快適なゲーム体験が保証され、コストパフォーマンスの高い選択肢となります。最新のゲーミングタイトルやマルチタスクをこなしたいユーザーにもおすすめのCPUです。

PassMarkスコアは25,806となっています。

Intel Core i5-14400F benchmark
Intel Core i5-14400Fのベンチマーク
出典:https://www.cpubenchmark.net

GPU

FRGK-B760M/SK3に搭載されているGeForce GTX 1660 SUPERは、NVIDIAのTuringアーキテクチャを基にしたエントリークラスのGPUです。このモデルは、従来のGTX 1660と同じGPUコアを使用しながら、より高速なGDDR6メモリを搭載しており、メモリ帯域幅は336GB/sに達します。これにより、フルHD解像度でのゲームプレイにおいて高いフレームレートを実現し、最新のゲームでも画質の設定により快適な体験が可能です。

GTX 1660 SUPERは、フルHD環境で100fpsを超える性能を発揮し、WQHD解像度でも60fps以上を狙えるため、初心者ゲーマーにとって理想的な選択肢となります。また、消費電力も125Wと抑えられており、450Wの推奨電源で運用できるため、コストパフォーマンスにも優れています。全体として、このGPUは高画質設定でのゲームプレイやマルチタスク作業にも対応できるバランスの取れた性能を持っています。

PassMarkスコアは12,749となっています。

GeForce GTX 1660 SUPER ベンチマーク
GeForce GTX 1660 SUPERのベンチマーク
出典:https://www.videocardbenchmark.net

メモリ

FRGK-B760M/SK3に搭載されているメモリは、16GB(8GB×2)のDDR4-3200です。この構成は、現代のゲーミングPCとして標準的な仕様であり、特にフルHD解像度でのゲームプレイにおいて十分なパフォーマンスを提供します。DDR4-3200は、データ転送速度が3200MT/sであり、スムーズな動作を実現します。

デュアルチャンネル構成であるため、メモリ帯域幅が広がり、システム全体のパフォーマンス向上に寄与します。この構成は、特にマルチタスクやクリエイティブな作業にも適しており、複数のアプリケーションを同時に使用する場合でも快適に動作します。

16GBの容量は、多くのゲームや一般的な作業には十分ですが、高負荷なアプリケーションを同時に使用する場合には不足を感じることもあります。将来的なアップグレードを考慮すると、メモリスロットが2つあり、現在使用中のメモリを交換することで32GBへの増設が可能です。これにより、さらなる性能向上が期待でき、高要求のゲームやアプリケーションにも対応できます。

ストレージ

FRGK-B760M/SK3に搭載されているストレージは、500GBのM.2 NVMe SSDです。このSSDは、高速なデータ転送速度を誇り、ゲームのロード時間やアプリケーションの起動時間を大幅に短縮します。特にNVMe規格により、従来のSATA SSDと比較して数倍の速度を実現し、快適な使用感を提供します。

ただし、500GBという容量は、現代のゲーミングPCとしてはやや物足りなさを感じるかもしれません。多くの最新ゲームタイトルは、1本あたり50GB以上の空き容量を必要とするため、実際にはOSやその他のファイルによって使用可能なストレージが限られてしまいます。例えば、「ファイナルファンタジーXV」では140GB以上が推奨されており、このモデルではすぐに容量が不足する可能性があります。

電源

FRGK-B760M/SK3には、600Wの80PLUS BRONZE認証を受けた電源ユニットが搭載されています。この電源は、Intel Core i5-14400FとGeForce GTX 1660 SUPERの組み合わせに対して十分な余裕を持っており、安定した動作が期待できます。GTX 1660 SUPERの推奨電源は450Wであるため、600Wという容量は適切です。

この電源ユニットは、効率的な電力供給を実現し、通常のゲーミングや一般的な作業では電力不足を心配する必要はありません。ただし、高負荷な作業やオーバークロックを行う際には、注意が必要です。80PLUS BRONZE認証により、エネルギー効率も良好で、長時間の使用でも発熱や電力消費を抑えることができます。全体として、この600W電源はコストパフォーマンスに優れた選択肢と言えるでしょう。

FRGK-B760M/SK3のオススメカスタマイズ

  1. SSD容量の増設
  2. メモリの増設

上記2点がオススメです。

まずはSSD容量の増設です。この製品は標準で500GBのSSDを搭載していますが、複数のゲームや大容量ファイルを頻繁に扱う場合には、1TB以上へのアップグレードを検討するのがおすすめです。

次にメモリの増設についてです。現在は16GB(8GB×2)の構成ですが、これを32GB(16GB×2)にアップグレードすると、特にゲーム配信や高負荷なアプリケーションの使用時にパフォーマンスが大幅に向上します。

同社モデルとの比較

FRONTIERのゲーミングPCモデルFRGK-B760M/SK3、FRGK-B760M/SK2、FRGK-B650M/SK1の3つを比較してみます。以下の表は、それぞれの主要スペックを基にした比較表です。

FRGK-B760M/SK3FRGK-B760M/SK2FRGK-B650M/SK1
CPU Intel Core i5-14400FIntel Core i7-14700FAMD Ryzen 5 7600
CPUクーラー 空冷CPUクーラー(サイドフロータイプ)空冷CPUクーラー(サイドフロータイプ)空冷CPUクーラー(サイドフロータイプ)
GPUGeForce GTX 1660 SUPERGeForce RTX 4060Radeon RX 7600
メモリ16GB(8GB×2)(DDR4-3200)16GB(8GB×2)(DDR4-3200)16GB(8GB×2)(DDR5-5600)
ストレージ500GB SSD(M.2 NVMe)500GB SSD(M.2 NVMe)500GB SSD(M.2 NVMe)
電源600W(80PLUS BRONZE) 600W(80PLUS BRONZE)600W(80PLUS BRONZE)
ファン調査中 調査中 調査中
サイズ215(幅)×401(奥行き)×347(高さ) mm215(幅)×401(奥行き)×347(高さ) mm215(幅)×401(奥行き)×347(高さ) mm
販売価格189,800円(実質的な本体価格:149,290円)+送料3,300円225,800円+送料3,300円210,800円+送料3,300円
CPUの評価性能 2.58
コスパ 0.134(実質的なコスパ:0.169)
性能 4.48
コスパ 0.196(実質的なコスパ:0.238)
性能 2.85
コスパ 0.133(実質的なコスパ:0.164)
GPUの評価性能 2.55
コスパ 0.0660(実質的なコスパ:0.0836)
性能 3.92
コスパ 0.0855(実質的なコスパ:0.104)
性能 3.30
コスパ 0.0771(実質的なコスパ:0.0951)
メモリの評価容量 3.20
コスパ 0.0000829(実質的なコスパ:0.000105)
容量 3.20
コスパ 0.0000698(実質的なコスパ:0.0000848)
容量 3.20
コスパ 0.0000747(実質的なコスパ:0.0000922)
ストレージの評価容量 2.50
コスパ 0.00259(実質的なコスパ:0.00328)
容量 2.50
コスパ 0.00218(実質的なコスパ:0.00265)
容量 2.50
コスパ 0.00234(実質的なコスパ:0.00288)
CPU+GPUの評価性能 2.57
コスパ 0.0998(実質的なコスパ:0.126)
性能 4.20
コスパ 0.140(実質的なコスパ:0.171)
性能 3.07
コスパ 0.105(実質的なコスパ:0.130)
総合評価性能 2.71
コスパ 0.0506(実質的なコスパ:0.0640)
性能 3.52
コスパ 0.0708(実質的なコスパ:0.0860)
性能 2.96
コスパ 0.0531(実質的なコスパ:0.0655)

FRGK-B760M/SK2はCPUにIntel Core i7-14700F、GPUにGeForce RTX 4060が搭載されており、いずれもFRGK-B760M/SK3よりも高性能となっています。ただし、販売価格は3モデルの中で一番高いです。

FRGK-B650M/SK1はCPUにAMD Ryzen 5 7600、GPUにRadeon RX 7600が搭載されていますメモリがDDR5-5600とアップグレードされています。性能、販売価格とも3モデルの中間ですが、比較的手ごろな価格でありながら性能は高めなのでゲーミング初心者にはおススメです。

FRGK-B760M/SK3をオススメする方

  • 出来るだけ価格を抑えてゲーミングPCを手に入れたい方
  • 軽いゲームを楽しみたい方


FRGK-B760M/SK3の公式通販

FRGK-B760M/SK2をオススメする方

  • 最新のゲームを高画質・高フレームレートでプレイしたい方
  • ゲームだけでなく、ゲーム配信や動画編集等クリエイティブな作業もする方


FRGK-B760M/SK2の公式通販

FRGK-B650M/SK1をオススメする方

  • コスパを重視する方
  • 手ごろな価格で高解像度のゲームを楽しみたい方


FRGK-B650M/SK1の公式通販

他社モデルとの比較

FRGK-B760M/SK3と同価格帯の他社の人気モデルとして、マウスコンピューターのNEXTGEAR JG-A7G6T(スターター6点セット)とFRONTIERのFRGHLB760/SG1との比較を行いました。

FRGK-B760M/SK3G TUNE DG-I5G60(スターター6点セット)GALLERIA RM5C-R35
メーカーFRONTIERマウスコンピュータードスパラ
ブランド名GKシリーズG-Tune DGシリーズGALLERIA R-Series
CPU Intel Core i5-14400F Intel Core i5-14400FIntel Core i5-14400F
CPUクーラー 空冷CPUクーラー(サイドフロータイプ)空冷CPUクーラー(空冷式) 12cmサイドフロー大型CPUファン
GPUGeForce GTX 1660 SUPERGeForce RTX 4060GeForce RTX 3050 6GB
メモリ16GB(8GB×2)(DDR4-3200)16GB(8GB×2)(DDR5-4800)16GB(8GB×2)(DDR5-4800)
ストレージ500GB SSD(M.2 NVMe)500GB SSD(NVMe Gen4)500GB SSD(M.2 NVMe Gen4)
電源600W(80PLUS BRONZE)750W(80PLUS BRONZE)550W(80PLUS BRONZE)
ファン調査中調査中調査中
サイズ 215(幅)×401(奥行き)×347(高さ) mm189(幅)×396(奥行き)×390(高さ) mm220(幅)×440(奥行き)×425(高さ) mm
保証期間1年間センドバック保証3年間センドバック修理保証・24時間×365日電話サポート1年間(持込)
納期約2週間約4営業日で出荷翌日出荷
販売価格189,800円(実質的な本体価格:149,290円)+送料3,300円239,800円(送料無料)153,980円(送料無料)※本体のみ
CPUの評価性能 2.58
コスパ 0.134(実質的なコスパ:0.169)
性能 2.58
コスパ 0.108(実質的なコスパ:0.131)
性能 2.58
コスパ 0.168
GPUの評価性能 2.55
コスパ 0.0660(実質的なコスパ:0.0836)
性能 3.92
コスパ 0.0816(実質的なコスパ:0.0991)
性能 2.16
コスパ 0.0700
メモリの評価容量 3.20
コスパ 0.0000829(実質的なコスパ:0.000105)
容量 3.20
コスパ 0.0000667(実質的なコスパ:0.0000810)
容量 3.20
コスパ 0.000104
ストレージの評価容量 2.50
コスパ 0.00259(実質的なコスパ:0.00328)
容量 2.50
コスパ 0.00209(実質的なコスパ:0.00253)
容量 2.50
コスパ 0.00325
CPU+GPUの評価性能 2.57
コスパ 0.0998(実質的なコスパ:0.126)
性能 3.25
コスパ 0.0946(実質的なコスパ:0.115)
性能 2.37
コスパ 0.119
総合評価性能 2.71
コスパ 0.0506(実質的なコスパ:0.0640)
 性能 3.05
コスパ 0.0479(実質的なコスパ:0.0581)
性能 2.61
コスパ 0.0623

FRGK-B760M/SK3CPUにIntel Core i7-14700F、GPUにGeForce GTX 1660 SUPERを搭載しています。この3モデルのなかでは2番目の性能です。送料が別途3,300円かかります。また、納期に2週間ほどかかります。比較的手ごろな価格でゲーミングPC環境を整えることができます。。

G TUNE DG-I5G60(スターター6点セット)はGPUにGeForce RTX 4060を搭載し、3モデル中もっとも高性能です。保証期間も3年間のセンドバック修理となっており充実しています。ただし、販売価格は3モデルの中で一番高くなります。

GALLERIA RM5C-R35はセットモデルではありませんが、本体価格のみで比較すればFRGK-B760M/SK3と同価格帯です。CPUはFRGK-B760M/SK3と同じIntel Core i7-14700Fですが、GPUがGeForce RTX 3050 6GB3モデル中もっとも性能が劣ります。ほかのセットモデルと同等のオプション(モニタ、キーボード、マウス、マウスパッド、ヘッドセット 約4万円相当)をプラスすると、セット価格が193,050円程となります。翌日出荷なので納期を重視する方におススメです。

FRGK-B760M/SK3をオススメする方

  • 初心者の方で出来るだけ価格を抑えてゲーミングPC環境を揃えたい方
  • 軽いゲームを楽しみたい方


FRGK-B760M/SK3の公式通販

G TUNE DG-I5G60(スターター6点セット)をオススメする方

  • 最新のゲームを高設定で快適にプレイできる環境を揃えたい方
  • 保証期間を重視する方


G TUNE DG-I5G60(スターター6点セット)の公式通販

GALLERIA RM5C-R35をオススメする方

  • 周辺機器をすでに持っていて、価格を抑えてゲーミングPCを購入したい方
  • 軽いゲームを楽しみたい方
  • 納期を重視する方


GALLERIA RM5C-R35の公式通販

FRGK-B760M/SK3はどこで買える?

  • 公式通販

FRGKLB760M/SG1は、公式通販でのみ購入可能です。他のショッピングサイトでは取り扱いがないため、購入を希望する場合は、公式通販を利用する必要があります。

公式通販の送料は3,300円かかりますが、公式のサポート体制が充実しており、購入後のアフターケアや修理サポートも公式通販ならではのメリットとなっています。購入手続きもシンプルで、確実に正規品を手に入れることができますので、安心して利用できます。


FRGK-B760M/SK3の公式通販

参考サイト

CPUとGPUのベンチマークスコアは以下のサイトを参照しました。